西陣老舗機元「井関機業謹製」
最高級美術工藝「極上爪掻き本綴れ」若苗グリーン色「宝相華華紋裂織」ジャガード織　太鼓柄　本袋　開き名古屋　松葉仕立ての
お品でございます

若苗色の明るい黄緑のようなグリーン色のジャガード織の
帯地でございます

「宝相華華文　華紋裂織」を華やかで端麗な印象に　手織り
爪掻き本綴れで　純金箔を色紙状に用いられ　金銀の煌きうつくしく
織り上げれた銘品でございます

爪掻き本綴れの　柄の部分は織師さんが常に長く伸ばした爪先（中指、くすり指）にヤスリをあて　
のこぎりの歯のように刻んでおき
下絵（図案）の通り緯糸を何色も用い　模様の色糸を一本ずつ越し　その都度指先で緯糸を掻き寄せます
同じ下絵を使っても織師さんにより柄の表現が変わります
複雑な模様ですと一日数センチ程しか綴れないものもございます

文様となる糸を必要な部分に必要なだけ爪で1本1本織り込み
機械織りのつづれのように織巾全体（左右）に横糸が通らず
表も裏も同じ文様が表れます
機械導器で一斉に織られた最近の安価な綴れ帯には　裏地に文様が
出てございません
このとき生まれるのが爪掻の特徴のひとつである『ハツリ目（ハツリ孔）』で
ハツリ目は文様の部分と部分の間にできる隙間のことを申します

織師さんの感性により1本1本の糸が文様となり織り描かれ
たとえ同じ下絵を用いたとしても厳密には同じ文様が織り描かれることはなく
ひとつひとつに個性があり世界にひとつだけの作品として生まれます
それを創り出すのは高度な技術もさることながら　
色を形を創造する豊かな感性がなければ成し得ないことです
それが日本美術織物の最高峰といわれる所以でもあります


【用途】小紋　付下げ　色無地　訪問着
　　　　紬全般　工藝織　御召など

５年前に誂え４．５度は締めてございます

特筆すべき難はなく　スッキリ！美品でございます

あくまでも中古品でございますゆえ新品をお求めのお方様
中古品にご理解をいただけないお方様は
恐れ入りますがご遠慮くださいませ


【上代価格】５３２０００円程
【素材】正絹
【状態】Aクラスの美品
【寸法】幅　八寸二分（３１ｃｍ）　長さ　３ｍ７８㎝
　　
★運送料の価格高騰により恐れ入りますが4万円以下の品物は折り畳みましての簡易包装になりますことをご了承くださいませ